ポケモンカードからスターウォーズ撮影小道具まで24億円超のコレクション500点、原宿で無料のオークション展

スターウォーズ・ヘリテージ・オークション

世界最大の収集品オークション会社「ヘリテージ・オークションズ」は2026年9月18日(金)から10月27日(火)まで、東京・神宮前(渋谷区神宮前6-13-3)にて「Heritage Auctions Japan ポップカルチャー・オークション展」を開催する。入場は無料(月曜・祝日は休館)。スター・ウォーズを中心に映画・テレビ、トレーディングカード、ビデオゲーム、スポーツなど多ジャンルから500点を超えるコレクターズアイテムを一堂に展示し、予想落札価格の総額は1,500万ドル(約24億円)以上に達する。映画の撮影で実際に使用された小道具から、世界中のコレクターが注目する希少トレーディングカードまで、ポップカルチャーの歴史を物語る品々を間近で体験できる、この機会だけの特別な展覧会だ。

ポケモンカードからスターウォーズ撮影小道具まで24億円超のコレクション500点、原宿で無料のオークション展

 

ヘリテージ・オークションズとは 年間売上3,400億円・5年連続記録更新の世界最大のコレクション市場

ヘリテージ・オークションズは1976年にテキサス州ダラスで設立されたオークション会社だ。コイン・紙幣からスタートし、現在はコミック・エンターテインメント・スポーツメモラビリア・トレーディングカード・ビデオゲーム・美術品・宝飾品・アニメーションアートなど40以上のカテゴリーを扱う世界最大の収集品オークション会社へと成長した。オンライントラフィックおよび取引額において世界最高水準を誇るとされ(SimilarWebおよびHiscox Report)、オフィシャルウェブサイトには200万人以上のオンライン入札会員を擁する。約700万点以上の商品の写真や詳細を遡って検索することも可能だ。

2025年の年間総売上は21億5,820万4,321ドル(約3,400億円)に達し、2024年の18億6,700万ドルを大きく上回り、5年連続で年間売上記録を更新した。2024年には東京と ミュンヘンに新たなショールームとオフィスをオープン。東京オフィスでは、オークション参加・出品・査定・輸送手配などについて日本語でのサポートを提供している。

ポップカルチャーが「投資資産」になる時代 億単位の落札が相次ぐ

近年、ポップカルチャー関連のコレクターズアイテムが驚異的な価格で取引されるケースが世界中で増えている。ヘリテージ・オークションズはその市場をリードしてきた会社だ。2025年7月には映画史を象徴する小道具の一つ『市民ケーン』の「ローズバッド」のそりが1,475万ドル(約22億1,000万円)で落札。2026年7月には「私はお前の父だ」で知られる名場面でマーク・ハミル演じるルーク・スカイウォーカーが使用したオリジナルのライトセーバーが375万ドル(約6億円)で落札し史上最高額を記録した。2025年12月には『スター・ウォーズ/新たなる希望(エピソード4)』のポスター原画が約387万ドル(約5億8,000万円)で落札し、スター・ウォーズ関連メモラビリアとして史上最高額となると同時に映画ポスター作品としてもオークション史上最高額を記録した。

トレーディングカードの世界でも高額落札が相次ぐ。2026年3月には超希少なPSA9グレードのピカチュウ・ポケモン・イラストレーターカードが140万6,250ドルで落札された。こうした落札価格の高騰は、コレクターズアイテムが単なる趣味の対象を超え、美術品や投資資産と同等の位置づけを獲得しつつあることを示している。今回の展覧会には、そうした「コレクターズアイテムの価値」を日本の来場者に体感してもらう機会という側面もある。

展示の核心 一般公開として史上最大規模のスター・ウォーズ ライトセーバー・コレクション

今回の展覧会で最大の目玉となるのが、一般公開としては史上最大規模のスター・ウォーズ ライトセーバー・コレクションだ。エピソード1から9、さらにスピンオフ作品まで幅広い時代のライトセーバーが集結する。リリースに記載された主な展示品は以下の通りだ。

中でも最注目の展示品が、『スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲』(1980年)と『エピソード6/ジェダイの帰還』(1983年)の撮影で実際に使用されたダース・ベイダーのヒーロー・ライトセーバーだ。「私はお前の父だ(I am your father)」という映画史に刻まれた名台詞が告げられる場面を含む数々のクライマックスシーンで使用された、映画史を象徴する小道具だ。

さらに以下の撮影使用ライトセーバーも展示される。『エピソード3/シスの復讐』でヘイデン・クリステンセン演じるアナキン・スカイウォーカーのヒーロー・ライトセーバー、ユアン・マクレガー演じるオビ=ワン・ケノービのブレード付き決闘用ライトセーバー、『エピソード2/クローンの攻撃』クリストファー・リー演じるドゥークー伯爵のブレード付き決闘用ライトセーバー、サミュエル・L・ジャクソン演じるメイス・ウィンドゥのブレード付き決闘用ライトセーバー、『エピソード1/ファントム・メナス』レイ・パーク演じるダース・モールのヒーロー・ブレード付き決闘用ライトセーバー、リーアム・ニーソン演じるクワイ=ガン・ジンの接写撮影用ライトセーバー、『エピソード9/スカイウォーカーの夜明け』デイジー・リドリー演じるレイのブレード付き決闘用スカイウォーカー・ライトセーバー、そして『エピソード8/最後のジェダイ』アダム・ドライバー演じるカイロ・レンのFXブレード付きヒーロー・ライトセーバー——これだけのラインナップが一堂に揃うのは、まさに空前絶後だ。

ライトセーバー以外の貴重なスター・ウォーズ小道具も多数

ライトセーバー以外にも、スター・ウォーズの世界を支えた貴重な撮影小道具が続く。『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』のケニー・ベイカーのサイン入りR2-S8遠隔操作式アストロメク・ドロイド、キャリー・フィッシャーが個人所有していた『エピソード5/帝国の逆襲』の撮影使用スノースピーダー・ミニチュア、『フォースの覚醒』ピーター・メイヒュー/ヨーナス・スオタモ演じるチューバッカのスタント用ボウキャスター、ファースト・オーダー・ストームトルーパー用F-11ブラスター、さらに『ボバ・フェット/The Book of Boba Fett』テムエラ・モリソン演じるボバ・フェットのアクション用EE3カービン・ライフルまで展示される。

加えて、等身大のキャラクターレプリカ・フィギュア、1977年Topps「スター・ウォーズ」カード全330枚のコンプリートセット(シリーズ1 #1「ルーク・スカイウォーカー」PSA Mint 9を含む)、ヴィンテージのKennerアクションフィギュアなど、コレクターなら垂涎のアイテムも並ぶ。

『ウォーキング・デッド』キャスト全員の衣装が揃う圧巻の展示

映画・テレビ部門では、世界的人気を誇るゾンビドラマ『ウォーキング・デッド』からの出品が充実している。アンドリュー・リンカーン演じるリック・グライムズの代表的なコスチューム&アクセサリー、ノーマン・リーダス演じるダリル・ディクソンのコスチューム&アクセサリー、ジェフリー・ディーン・モーガン演じるニーガンのキャラクター・アクセサリー、レニー・ジェームズ演じるモーガン・ジョーンズの衣装とアクセサリー、メリッサ・マクブライド演じるキャロル・ペルティエの衣装とアクセサリー、ライアン・ハースト演じるベータのキャラクター・アクセサリー、クリスチャン・セラトス演じるロジータ・エスピノーサの衣装とアクセサリー、さらにウォーカーのコスチューム一式まで——主要キャラクターほぼ全員分の衣装が揃う展示は圧巻だ。

ポケモン・MTG・レトロゲーム トレーディングカード&ビデオゲーム部門も見逃せない

日本のコレクターにとって特に注目なのがトレーディングカード部門だ。「ひかるミュウ」コロコロコミック プロモ PSA Gem Mint 10をはじめとする、ヴィンテージから現代までの希少なポケモンカードが展示される。2026年3月にはピカチュウ・イラストレーターカードが約2億1,000万円で落札されるなど、ポケモンカードの価値は世界規模で認知されている。「マジック:ザ・ギャザリング」のカードと原画も展示品に名を連ねる。ビデオゲーム部門ではゲームボーイアドバンス用『Metroid: Zero Mission(メトロイド ゼロミッション)』VGA85未開封品(任天堂、2004年)など希少なレトロゲームソフトが展示される。

ポケモンやスターウォーズのトレーディングカードの価値も高騰している。

会場で無料査定・個別相談も実施 出品・入札の相談にも対応

本展では展示を楽しむだけでなく、ヘリテージ・オークションズのオークションへの委託出品および入札に関する無料相談も実施される。会場スタッフへの声かけで対応が可能で、会場での無料査定または専門家との個別相談を希望する場合は事前予約が推奨される。予約はJapan@HA.comへ希望の日時と相談したい品物の概要を添えてメールで連絡する。自宅に眠るコレクターズアイテムの価値を知りたい方にとっても絶好の機会だ。

イベントマーケティングの視点から見る「展示×オークション」という体験設計

展示会・イベント業界の視点から見ると、本展は非常に洗練されたイベントマーケティングの手法を体現している。「無料で最高の体験を提供することで、有料の取引(オークション落札・出品委託)に誘導する」というフリーミアム型のマーケティング設計だ。通常のビジネス展示会や製品展示会では、来場者に「情報を届ける」ことが主目的だ。これに対して本展は「感情を揺さぶる体験を提供する」ことを主目的とする。映画の撮影に使われたライトセーバーを目の前にしたとき、来場者の脳裏には映画のシーンが蘇り、幼少期の記憶がよみがえり、「所有したい」という衝動が芽生えるかもしれない。これはカタログや写真では絶対に再現できない「リアルの力」だ。

また開催期間が9月18日から10月27日という40日間に及ぶ点も注目だ。一般的な企業展示は1〜3日間が主流だが、本展は6週間にわたって神宮前という立地に設置される。月曜・祝日の休館を設け「美術館的な運営」をしながら長期開催することで、SNSでの口コミ拡散・リピート訪問・メディア露出を積み重ねる設計だ。さらに会場内で無料査定・個別相談を行うことで、「見るだけ」の来場者を「売る・買う」の参加者に転換する導線が整っている。展示会という「場」が単なる宣伝媒体を超えてコミュニティ形成・市場育成の場として機能するモデルとして、業界として参照に値する事例だ。

開催概要まとめ

展示名 Heritage Auctions Japan ポップカルチャー・オークション展
会期 2026年9月18日(金)〜10月27日(火)
開館時間 11:00〜18:30
休館日 月曜日および祝日(9月21日〜23日・10月12日は休館)
会場 東京都渋谷区神宮前6-13-3(原宿・表参道エリア)
入場料 無料
展示点数 500点以上
予想落札価格総額 1,500万ドル(約24億円)以上
主な展示カテゴリー スター・ウォーズ撮影使用小道具(ライトセーバー・R2-S8・スノースピーダーなど)/ウォーキング・デッドの衣装・小道具/希少トレーディングカード(ポケモン・マジック:ザ・ギャザリング・スターウォーズTops)/レトロビデオゲーム/著名アスリートのユニフォームなど
無料査定・相談 会場スタッフへ声かけ(個別相談は事前予約推奨:Japan@HA.com)
主催 Heritage Auctions Japan株式会社
公式サイト https://www.ha.com/tokyo
   

出典:Heritage Auctions Japan株式会社 プレスリリース「ヘリテージ・オークションズ、500点超・総額1500万ドル(約24億円)超のポップカルチャー・コレクションを東京で一般公開」(2026年9月)

田中力 MICE 研究所 代表 展示会 イベント集客は、来場者数、来場者の質、滞留時間という 集客3D理論を展開。

田中力㈱MICE研究所 代表取締役/月刊イベントマーケティング副編集長

投稿者プロフィール

田中力 ㈱MICE 研究所 代表取締役 月刊イベントマーケティング副編集長。2015年の創刊以来、イベントマーケティング・展示会関連の取材・編集・企画にも関わる。海外の大学卒業後、貿易・物流・小売に関わり、バイヤーのサポートとして海外展に多数参加。2016年からは自社でイベント関係者向けのカンファレンスBACKSTAGEも主催。近年はイベント業界の人材課題を解決する就職フェアも実施。

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