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特集 Inter BEE タイアップ イベント映像最新トレンド

11月13日(水)から15日(金)までの3日間、幕張メッセで開催される「Inter BEE 2019」から映像の近未来を探る。

<インタビュー>

Inter BEE2019 にみる

ライブ・イベントシーンの最新映像体験

一般社団法人日本エレクトロニクスショー協会 理事

鹿野 清さん

進化しつづける映像・放送技術の動向について、メディア総合展Inter BEE を
運営する日本エレクトロニクス協会の鹿野清理事にうかがった。

4K /8K 技術が変えるスポーツ

今回、新たに「Inter BEE SPORT」という特別展示を設けました。4K、8K などの新しい超高精細度の映像が1番魅力的に映るコンテンツは、ライヴ感のあるスポーツコンテンツです。東京2020 を控えていることもあり、スポーツにスポットをあてた展開を考えます。
たとえば、サッカーやラグビーの中継では映像でチームの戦略を分析します。魅力的なコンテンツを支える技術が急速に発展してきており、Inter BEE SPORT では、そのあたりをお披露目できたらと思っています。
また、初日のオープニングセレモニーでは、日本の関係者以外に、全米放送事業者協会「NAB」のゴードンH.スミス社長にもご登壇いただきます。アメリカの4 大スポーツの放送技術やノウハウはかなり先進的です。その最新事情はスポーツだけにとどまらず、ライブイベントやビジネスカンファレンスなどにも応用できるのではないでしょうか。

5Gが進化させるコンテンツ

Inter BEE がはじまった当初は、撮影機器が主役のイベントでしたが、現在は「コンテンツ」に移行しています。みなさんが生活をより楽しんでいただくという部分に注力をし、それを実現する機材や通信放送システムの紹介がこの展示会の柱になってきました。次にトレンドとなるコンテンツは何か。それを作るためにはどうすればいいのかと興味をお持ちの方が多く、ビジネスにつなげたり、新しい技術をいち早く見たいという要望にお応えしています。
今年の注目点の1 つとして、「5G」が挙げられます。5G の技術だけではなくて、それを利用することによって、コンテンツ制作、メディアの伝送、配信にどれだけインパクトがあるかを大切にしています。
「100 倍速いですよ」「同時にこれだけ繋がりますよ」「遅延はありませんよ」など、5G の3つの特徴を言葉で言うのは簡単ですが、それをどの分野で産業界にどれだけのアドバンテージがあるのか、5Gセッションでは、5G通信を提供する事業者からキーマンをお呼びしてそれぞれの取り組みをご紹介いただきます。

期待とそれを上回る驚きを

「技術とコンテンツとの両方ともをカバーして、その目線で方法を考えていく」。それが「Inter BEE」なのです。特長的なのは、「Inter BEE CREATIVE MEETUP」というエリア。今年は「南の島」がコンセプトで、砂浜がありダンサーがいる不思議な空間が幕張メッセの会場に広がります。そこでは、クリエイターの方々が集まって、お互いのノウハウなどをディスカッションします。
 Inter BEEでは来場者に事前にプロファイルを登録していただいて、業界のトレンドや新しいネタの発見や気づきなど、来場者のニーズにアンテナをたて、取り入れています。そうすることでご来場者には高い満足度をいただいています。
さらにその期待を上回る「驚き」をご提供していくことが私たちの目的と考えています。

Inter BEE の会場で出会える最新映像・放送ソリューション

4K、5G、Society5.0 など最新テクノロジーは、イベントにも活用できるものが多い。Inter BEE の注目企業の出展をピックアップした。

エプソン販売 | ほんの少し先の1日を表現

画像:Inter BEE 2019 エプソン販売

超短焦点ゼロオフセットレンズも白と黒の2色展開

Inter BEE IGNITION のホール6(小間番号6601)にエプソン販売が150㎡のブースを構える。ブースでは、①家庭、②学校/会社、③ライブ、④ディナーという1日の生活のそれぞれのシーンに、映像演出・表現をとりこんだ“ ほんの少し先のとある1日” を提案する。

1日のはじまりは家庭。超短焦点のホームプロジェクターで、壁面に天気予報や時間、キッチンカウンターに調理方法の動画を映す。学校や会社では遠隔ミーティングを臨場感ある立体映像で行い、心理的な距離感をなくし活発な議論を誘発する。仕事終わりや学校帰りにはライブハウスへ。ヤマハとコラボし、リアルサウンドビューイングによる本物のピアノの自動演奏とライブ映像で、伝説のコンサートを再現する。そしてディナーは、テーブルマッピングやインタラクティブ映像を組合せたレストランやバーで楽しく、落ち着いた時間を過ごす。

今年10 月にリリースしたエプソン販売の新製品は、輝度や解像度などのスペックもさることながら、ユーザーの使い勝手を重視。これまで映像演出がむずかしかった場所での使用や新しい使い方をするための工夫が盛り込まれている。

映像事業を「空間ビジュアルコミュニケーション」と位置づける同社らしい展開。大型イベントに欠かせない20,000 ルーメン以上の高輝度プロジェクターは、ブース近くのInter BEE IGNITION のステージなどに活用されている。

画像:エプソン販売(株) 販売推進本部VP MD 部 部長 蟹澤 啓明さん

エプソン販売(株)
販売推進本部VP MD 部 部長
蟹澤 啓明さん

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

タケナカ・シムディレクト| V チューバーと人の競演も

画像:Inter BEE 2019タケナカ・シムディレクト| V チューバーと人の競演も

ブース・イメージ図

 

ホール3(小間番号3505)の 映像制作/放送関連機材部門にシンユニティグループの「タケナカ」、「シムディレクト」が出展する。

Real & Virtual Experience Provider を標榜する同社のブースでは、「リアルとバーチャルの融合」をテーマに、 LED で構成されたデジタルセットと、多様なソリューションを使用したリアルタイム演出が融合されたライブステージをトータルプロデュース、展示する。

注目はV チューバーによるデジタルステージ。バーチャルタレントと人が融合した、近未来のステージのあり方を提案する。

また、弊社ほか2社が主催するビジネスカンファレンス「BACKSTAGE」や東京モーターショーFUTURE EXPO にも提供した洗練されたビジュアルが特長的なリアルタイムアンケート「Join Visual」(ジョインビジュアル)も披露。タケナカがもつさまざまなインタラクティブソリューションを組合せたステージを提案する。

タケナカ・シムディレクトはグループ内にLED メーカーをもっており、多様な特殊LED ディスプレイにより自在なステージデザインを実現。また、全方向から包むこむようなイマーシブ・オーディオが、登壇者と参加者を別空間に誘う。
映像をつくるだけでなく、空間を映像により演出する同グループの、リアルとバーチャルを融合させた空間を体感しよう。

西尾レントオール|中継車が変えるイベントの放送

画像:Inter BEE 2019 西尾レントオール|中継車が変えるイベントの放送

テスト走行を終えた4K中継車

Inter BEE ホール5(小間番号5306)の富士フイルムブースに大型中継車が展示される。富士フィルムの放送用超望遠レンズを搭載し、今年11 月から運用開始する西尾レントオールの4K 中継車だ。
中継車はテレビ局から離れた場所のイベントで撮影された複数カメラの映像を、編集して放送局に伝送する。スポーツ中継やコンサートの撮影・放送には欠かせない存在だ。
新しい4K 中継車は大手制作会社と共同開発したもので、車体を拡幅すると最大カメラ24 台と、それに対応する台数のスイッチャー、ルーター、CG 機器、サーバーなどの編集機器を搭載。ビデオエンジニア1人が3 台のカメラを担当することを想定し、8人の制作スタッフが作業することになる。中継車に搭載する機器はすべて4K 仕様になっており、ケーブルも12G-SDI を採用している。
運用を担当する西尾レントオールの渥美淳さんは、「アイドルの大人数化や各選手にスポットをあてるなど、スポーツやライブでのカメラ台数は年々増えています。また、観客のじゃまにならないように、ステージの後方から超望遠で撮影するようになった」という。
現在、テレビの4K放送はBSやケーブルテレビなどに限られているが、「有名アーティストのライブなど将来的に映像コンテンツとして2次利用することを考えて4K の需要は増えています」(渥美さん)。
画像:西尾レントオール(株) ビジュアル営業部本部 第2 グループグループ長 渥美 淳さん

西尾レントオール(株)
ビジュアル営業部本部
第2 グループグループ長
渥美 淳さん

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

映像センター|映像を裏で支える

画像:Inter BEE 2019映像センター|映像を裏で支える

FCASCA

 

ホール7(小間番号7404)では、映像センターが、米国のマウントメーカー「CHIEF」の正規輸入総代理店として出展。中型・プロジェクター天吊マウント「VCTU」、大型デスクトップマウント「LDS1U」、サイネージマウント・ベルト固定タイプ「FCASCA」などを紹介する。自由な映像空間づくり裏面から支える、プロに嬉しいアイテムが揃う。


交流・発信・体験、リアル回復スポット

Inter BEE CREATIVE MEET-UP

2017 年からInter BEE に現れた芝生、砂浜、本物の樹々のゆるい一角「Inter BEE CREATIVE MEET-UP」。今年はハワイアンをテーマにした空間に!(幕張メッセ展示ホール8)

画像:Inter BEE CREATIVE MEET-UP

Inter BEE CREATIVE MEET-UP

○ウクレレ演奏/ 対談
ウクレレ演奏(Beach Stage)や対談(WORKSHOP Stage)も。日本最大の野外Hawaii イベント「ウクレレピクニック」主催のデビット・スミスさん、先日初開催された国や企業の枠を超えてSDGs や島の哲学を話し合う「アイランダーサミット石垣」企画運営の前野伸幸さんが登場。

○アドビユーザーミーティングpowered by Vook
映像制作における機材や製品、ソフトウェアを制作者目線で紹介したり、テクニックを伝えたり、体験することができるワークショップを開催。14 日はアドビユーザーミーティング powered by Vook が行われる。

○ FITNESS チャレンジ

FITNESSチャレンジトレーナー

いつでもどこでも楽しめるイージーフィットネスとして、企業の健康経営施策、SDGs の取組みの一環に取り入れられているコードブックの提供するプログラムを同エリア内で展開する。広い会場を歩き回った疲労軽減、新しい出会いの場MEET−UP エリアでのコミュニケーションの活性化を促進する。

 

(第55回)2019年国際放送機器展
International Broadcast Equipment Exhibition 2019
(略称:Inter BEE 2019)

会期:

11月13日(水)10:00~17:30
11月14日(木)10:00~17:30
11月15日(金)10:00~17:00

 

会場:

幕張メッセ

 

入場:

無料(全来場者登録入場制)

 

主催:

一般社団法人 電子情報技術産業協会

 

事前登録

https://reg.jesa.or.jp/?act=Form&event_id=11

樋口陽子

樋口陽子

樋口陽子  月刊イベントマーケティング 編集長 MICE 研究所「イベントは体験提供の場」として、イベント現場で体当たり取材を行っている