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国際性と2階建てで 提供する体験を増幅 サクラインターナショナル 【特集:体験をカタチにする空間づくり】

<日本と海外要素のバランスを>

外国籍の社員が多く、海外イベントや外国企業の国内イベント開催の多くをサポートしているサクラインターナショナルは、日本を体感してもらう空間づくりを得意とする。

世界最大手の保険会社AIAの香港法人がインテックス大阪でインセンティブイベントを実施。盆踊りの櫓や神輿、太鼓、屋台、お寿司のモチーフなど、日本を楽しく体感してもらうしかけが会場のあちらこちらに用意されていた。

屋台にも広東語を表記し、わかりやすさと非日常を両立

屋台にも広東語を表記し、わかりやすさと非日常を両立

参加者がこの世界観の中に没入するためには、コンクリートむき出しの壁面をどうにかしなければいけない。高さ6メートルまでドレープ(ひだ付きの布地)で覆うという主催者側の要望があったが、壁面からの暖房を覆ってしまうため、配管を隠す案に修正した。また素材に価格の安いターポリンを使用して予算内で顧客が満足する装飾に仕上げた。サクラインターナショナルがインテックスに事務所をもち会場の細かい仕様まで熟知していることが功を奏した。それ以外にも吊りバナーやトラス、システム壁、ステージ、映像、照明、音響、電気、給排水、カーペットなど10 社以上の協力会社を取りまとめ、会場準備を順調に進められたことも、高い評価をうけた。

鍾華(チョン・ワ)さん

鍾華(チョン・ワ)さん

もう一つ鍵となったのが、広東語だ。香港では北京語を話せる人も多いが生活で使うのは広東語、リラックスして楽しむことが目的のインセンティブでは広東語の表記・案内が必須だ。サクラインターナショナルには広東語を話す社員が3人いて、印刷物や会場内の表記だけでなく、主催者との事前打ち合わせから現場のフォローまで広東語で行い、細かいニュアンスを伝えた。「安心してできた」「任せてよかった」と参加者・主催者の満足度が高かった。

自国の言葉で日本の本物に触れるという体験の提供が、海外からの参加者に評判だった。

<下から見ただけではわからない>

工場や倉庫の作業領域を使わずに天井のスペースを使って部材や製品を運ぶ天井搬送システム。

2階建てブースから搬送機械と同じ高さで見るという貴重な体験を提供した

2階建てブースから搬送機械と同じ高さで見るという貴重な体験を提供した

国際物流総合展に出展した村田機械のブースでは、倉庫にある大きなラックから当該商品をピックアップし、それを配送ラインへと運ぶデモンストレーションを展示会場で見せる展示プランだった。3~4m の高さを周回する搬送装置を、下から見上げるだけでなく機器と同じ高さでみせるため、2階建てブース「E2-DOUBLE DECKER」でブースを構築した。

近くで機器の細かな動きをチェックしたり、上下の動作を確認したりと、カタログや動画では表現できない、リアル3次元で体感するデモンストレーションをつくりあげた

田中力 MICE研究所

田中力 MICE研究所

田中力 MICE 研究所 代表 展示会 イベントの集客は、来場者数、来場者の質、滞留時間という「集客3D理論」を展開。