特集:リアル戦略の空間デザインとアプローチ
2019年にシンユニティ・グループ企業となり映像演出のノウハウや機材を取り入れた。また大判のファブリック印刷機の導入やアルミフレームの独自開発による、内照式ファブリックウオールによるシームレスな演出を可能に。それにより、これまでのイベント制作や木工を中心とした空間デザインから、多様な演出手法を組み合わせた提案ができる企業へのリブランティングを多くの人に訴求すること。
1回の展示会出展で直接商談に結び付けるのではなく、事後のコンタクトやWebサイトをみていただくこと、次回出展も含めて、ストーリで考えるようにし、今回の出展では、「この会社となら面白いことができそうだ」と思ってもらうことにフォーカスしました。そのため個別の商材の説明や会社紹介をほとんどなくし、会社名も掲示していません。
ブース全体のテイストを和モダンとし、これまで培ってきた木工の技術と新しい映像の融合を表しています。壁面や展示台を内照式のファブリックで造作し、LEDスクリーンもシームレスに融合し、すべての技術をワンストップで行える当社の強みを出しました。ファブリックのほかに、天然素材ながらメンテナンスフリーで消臭機能もあるスカンディアモスと、内照も可能なストーンべニアという自社開発でない素材も並べて展示。人工的なものと天然素材を合わせた新しい時代のニーズに応える当社の持ち味です。参加者とは、なんの会社?どんなことできるの?といった質問からコミュニケーションが生まれ、次につながる展示となりました。
(池田 和宏さん 東京企画装飾株式会社 デジタルプロモーショングループ)
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田中力 MICE 研究所 代表 展示会 イベントの集客は、来場者数、来場者の質、滞留時間という「集客3D理論」を展開。