日本アンチ・ドーピング機構(JADA)は、2016年12月10日(土)、札幌時計台にて、「スポーツの価値」を国内外に発信するイベント「PLAY TRUE Sapporo 札幌からスポーツの価値を発信」を開催した。大雪という悪天候の中、集まった多くの来場者たちはアスリートたちの話す「スポーツの価値」や「アンチ・ドーピングの精神」について、熱心に耳を傾けた。主催者側の開会挨拶の後、鈴木大地スポーツ庁長官、秋元克広札幌市長、鈴木秀典JADA会長が冒頭に登壇し、「スポーツの価値」を高め、広めるために札幌市で行われている活動とその意義についてのスピーチを行い、当日札幌市内で降った大雪の話題に触れ「ウィンタースポーツの地として最適な場所であると世界の皆さんに証明できる」と、来年2月に冬季アジア大会の会場となる札幌が大会にふさわしい場所であることをアピール。次に登壇した秋元克広札幌市長は、1972年に札幌で開催された冬季オリンピックで子供たちがスポーツに夢を持つきっかけになったと説明、「札幌の発展と持続はスポーツと切り離せない」とし「クリーンなスポーツへコミットメントを継続させ、その輪を広げていくことが冬季アジア大会開催都市の役割だ」と強調。続けて登壇した鈴木秀典JADA会長は「アンチ・ドーピングを通してスポーツの価値を未来につなげる」と話し、クリーンなスポーツに参画するアスリートの権利を守る、スポーツの価値を体現し未来につなぐ高校生などの若いリーダーの育成、スポーツの価値を未来につなげる行政や自治体などとのパートナーシップの構築によりアンチ・ドーピングのムーブメントを更に広げていくことの説明があった。