特集:リアルとオンラインで活きる イベントの映像
イベント機器のレンタルと現場でのオペレーションを行う西尾レントオール。映像機器、大型4K 中継車、配信スタジオなどを取扱う同社の動静を見れば業界の動向がわかる。
東京2020 大会の延期、無観客開催によって、地上波放送はハイビジョンのまま、映像機器の4K への移行は遅れている。
西尾レントオール㈱の中継車3台のうち1台は4K 仕様だが、ハイビジョン仕様での大型中継車が現在は需要が高い。4K 普及のネックになっているのは需要と移行時期がいつになるのか、インフラ環境(5G)が普及することで状況が変わると、ビジュアル営業所の石田裕所長は考える。
同社は東京ビジュアル営業所内に配信スタジオを設置。1 日10 万円という低額な価格設定もあり、高稼働となっている。セミナーや記者発表などのほか、企業のeSports 大会などレクリエーションでの使用も多い。新規ユーザーの利用も多く、西尾レントオール㈱のサービス訴求の場にもなっている。
スタジオが気軽に使え、質の高いオンライン配信が容易になった。一方、展示会や企業イベントなどではリアルイベントの要望が高い。多様なイベント形態から最適な手法を選ぶ主催者を、西尾レントオール㈱は豊富なツールとスキルをもつ人材がサポートする。
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田中力 MICE 研究所 代表 展示会 イベントの集客は、来場者数、来場者の質、滞留時間という「集客3D理論」を展開。