ウシオライティング クリスティ営業部 根岸健次郎 調査役

特集:リアルとオンラインで活きる イベントの映像

映像機器 小型軽量化で使い勝手良いRGBプロジェクター

ウシオライティング(株) クリスティ営業部 代表取締役社長 根岸 健次郎さん

ドバイ万博の公式プロジェクション& ディスプレイパートナーとして、会場の中心に位置するアル・ワスル・ドームに4万ルーメンの3DLP RGB ピュアレーザープロジェクターを252 台提供したクリスティ。最近の動向や新製品の開発はどうなっているのだろうか。

ドバイ万博 アルワスルドーム にクリスティのD4K40-RGBが252台提供された

ドバイ万博 のメインホール「アルワスルドーム」に4万ルーメンの3DLP RGB ピュアレーザープロジェクターを252 台提供した

ウシオライティングのクリスティ営業部では高輝度高精細なプロジェクターを中心にラインナップ。イベント以外にも、劇場や大規模ホール、アミューズメント施設などに導入されている。コロナ禍でイベント向けの販売が減少するなか、以前から提案を進めていた施設・設備の案件で、今期納品を行ったケースがあったものの、やはりコロナ前と比べて厳しい状況だった。

一方で、親会社ウシオ電機が、人体に影響を及ぼさない紫外線による、抗ウイルス・除菌殺菌技術「Care222®」を開発。ウシオライティングでも同技術を搭載したダウンライトタイプなど、ウイルス対策を進める施設に導入するなかで、プロジェクターなど主力製品のセールスにもつなげた。

クリスティの今後の製品開発のロードマップは2つに分かれる。1つは製品の小型軽量化、静音化。4K4 万ルーメンのD4K40-RGB、3万ルーメンのGriffyn 4K32-RGB、2 万5000ルーメンのM 4K25 RGB が代表格として挙げられ、M 4K25 RGB はその最たるものと言える。一方で8K の高輝度高精細モデルの開発も進め、コロナ収束後の設備投資需要に備える。

Christie D4K40-RGBは、40,000 ANSIルーメン ネイティブ4K(4096×2160)解像度、3DLP RGBピュアレーザープロジェクター

Christie D4K40-RGBは、40,000 ANSIルーメン ネイティブ4K(4096×2160)解像度、3DLP RGBピュアレーザープロジェクター

また240hz を活用、60hz ごとに4 枚の異なる映像を投影し、専用のメガネをつかって、異なるビューポイントにいる2 人が同時に3DVR 映像を体験できるHoloStage のような、付加価値の高い製品の用途開発も進めている。これらはエンターテイメント需要にとどまらず、デザイン検証やコミュニケーション促進などBtoB 市場への導入も進められている。性能向上がすすむプロジェクター。その効果を最大限発揮する、アミューズメントや大規模イベントがまもなく再開する。新しい体験が僕らを待っている。

 

→ 次の記事 6. AIRR(空中映像)+非接触タッチセンサ 安心して操作ができる
← 
前の記事 4. 学会 x オンライン 学会に対応する独自システムを開発 

特集「リアルとオンラインで活きる イベントの映像」の他の記事を読む

1. xR +インタラクティブ 疑似体験でなく特別な体験を
シンユニティグループ 長崎 英樹さん
4. 学会 x オンライン 学会に対応する独自システムを開発
ヒビノメディアテクニカル 中島 義人さん

協賛

サクラインターナショナル株式会社

サクラインターナショナル、東京・大阪に編集・配信スタジオ STUDIO ARUKASがオープン。新しいマーケティングソリューション XMCサービス クロス・マーケティング・クリエイション

西尾レントオール株式会社

ウシオライティング株式会社 クリスティ営業部

CHRISTY_RGB_PURE_LAZER_Projector

関連記事

PR

イベントの未来をつくる105人

イベントの未来をつくる105人 森ビル 虎ノ門ヒルズフォーラム   時代とともに進化していくイベント。 そのイベントの未来の形を考えながら、これから活躍する人々や技術を発掘し、イベントのつくり方などをサポート。5年後10年後の未来を探るコミュニティです。

2023年イベント一覧

2023年の展示会一覧・イベントスケジュール

次号空間デザイン 特集

97号特集: -空間デザイン
BtoBの集客に効く戦略設計・ツール選択 (2023年7月31日発行)

--マーケターに聞く集客の目標設定と戦略
-空間デザインでの集客 <トータルプロデュースできる空間デザイン会社>
-集客ツール紹介

イベントマーケティング バックナンバー

103号
2024年1月31日発行

2024年動向を聴く 月刊イベントマーケティング103号表紙・2024年動向を聴く

102号|2023年12月  
体験価値をあげるイマーシブな演出とビジネスイベントの映像活用

97号|2023年7月  
空間デザイン戦略

-- プロに聞く集客できるメソッド -
96号|2023年6月  
イベントテクノロジー

-AI・XR・プラットフォーム活用で どう変わる!?
95号|2023年5月  
LIVeNT2023の歩き方

ライブ・エンターテイメントEXPO、イベント総合EXPO、eスポーツビジネスEXPO
94号|2023年4月
映像 / 照明で体感する新たな世界観

プロに聞く、イベント演出の裏側と未来
93号|2023年3月
新しいイベント会場の選び方

エリア連携と多空間利用 リアル開催成功の方程式
93号|2023年3月
新しいイベント会場の選び方

エリア連携と多空間利用 リアル開催成功の方程式
92号|2023年2月
空間デザイン・ディスプレイ 2023

今年はこうなる!?
91号|2023年1月
BACKSTAGE2022

90号|2022年12月
イベントの集客

Like Us On Facebook

Facebook Pagelike Widget

イベマケYoutubeチャンネル

イベントマーケティングYoutubeチャンネル

2023年 編集計画(特集)

月刊イベントマーケティング 2023年 編集計画(特集)

5月31日95号 LIVeNT(イベント総合展)
6月30日96号 イベントテクノロジー
7月31日97号 集客・ブランディングの
    戦略・ツール・空間デザイン
8月24日98号 BACKSTAGE
    イベント企業合同説明会

カテゴリー

ページ上部へ戻る