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いまがチャンス!海外展開

いまがチャンス!海外展開 1  コロナ禍での各国の展示会開催事情

いまがチャンス!海外展開 1 コロナ禍での各国の展示会開催事情 »

2 9月, 2021

 

いまがチャンス!海外展開

国内のビジネスイベントでは、人数制限やガイドラインに則って、展示会やカンファレンスがリアルに開催されるようになり、オンラインとのハイブリッド化、完全オンラインのみの展示会のトライなど、移行期間中になってさまざまなチャレンジがある。 一方、海外では、国ごとに事情が異なっているものの、出展には渡航制限があり、まだまだリアル出展は難しいのが現状だ。各国の開催状況と、海外展開に必要な新たなサポート体制やマーケットプレイス新設、バックアッププランの情報をまとめた。むしろチャンスは広がっているのではないだろうか。

コロナ禍での各国の開催事情 米国の展示会

大型国際ビジネスイベントを振り返ってみると、「CES」がオールデジタルで開催してスタートした 2021 年。長年開催地としてビジネス観光客を集めてきた米国ラスベガスでは、6月1日からネバダ州のイベント開催制限が解除され、100% 収容率でのリアルイベントを再開した。6月8日には、ラスベガス・コンベンションセンターのウェストホールが開業し、13万㎡拡張して全体の総面積が 130 万㎡となり、世界2位の規模となった。また、広大な敷地を移動する手段として、Loop という地下トンネルを電動車で移動する新輸送システムも披露している。この新たなホールを使用して、2022 年の「CES」はリアルとデジタルのハイブリッドでの開催が CES 主催団体 CTA から発表された。

米国では、州ごとに状況が異なっており、シカゴでは6月11日に再開。なお、世界4大工作機械見本市と言われる「IMTS」は2年に1度のため 2022 年 9 月に開催するが、ハイブリッドと発表された。また「シカゴモーターショー」は例年2月開催を今年は7月15日から19日に延期している。

ニューヨーク(NY)では、制限を徐々に解除しており、「NY NOW」が 8 月8日から11日に Javits センターで、また「ニューヨーク国際オートショー」が 8 月 20日から 29日まで同会場で開催することを発表。また、BtoC向けイベントだが NY の夏の風物詩となっている「ニューヨークステートフェア」は、ワクチン接種が進みライブ音楽・エンタメ・フードの提供も再開し 8 月20日から約 2 週間実施する(6 月14日時点)。7月4日の独立記念日をワクチン接種率が中間目標である70%を達成したことからエンパイアステートプラザでイベ ントと花火で祝うことも発表した(6 月21日) 時点)。

欧州の展示会

ドイツ・ベルリンでは世界最大級のコンシューマーエレクトロニクス展の「IFA2021」が9月にリアル開催すると伝えられたが、5月に入って COVID-19 の変異種株の急速な出現とワクチン接種状況の進行が期待通りでなかったことから状況が変わり、一転して中止が発表された。

ドイツ見本市産業連盟(AUMA)によると、2021 年にドイツで開催される見本市は約 380 だが、すでにそのうち 60%の中止が決定。ドイツでは、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う行動制限措置として、2020 年 3月以降、同年 9 月と10 月を除いて見本市の開催は許可されていない状況が続いている。

現在は過去 7日間の人口10 万人当たりの新規感染者数が 3日連続で 100 人を超える自治体において「非常ブレーキ」を適用する連邦の感染症予防法により、大型イベントの開催が規制されているという。なお、感染者数が減少しつつある一部の州では再開の見通しがある。

イタリアでは、世界的な家具の見本市「ミラノサローネ」が複数回にわたって延期となっていたが、リアルの形式での展示会を 9 月5日から10日に開催することを正式に発表した。

フランスでは、6月9日に最大 5000 人・最大収容人数 50% 減にすることで開催可能に、またワクチン接種や検査の陰性を証明する衛生パスを導入、イベント会場など 1000 人以上が集まる場所への入場に必要となる。

各国、また国内の州によっても事情が異なり、100% のリアル再開へはまだ時間がかかりそうだ。一方で、オンライン展示会・カンファレンスも進化しており、来年以降、出展者はハイブリッド化への対応で海外展開に差をつける 機会になるかもしれない。

 

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いまがチャンス!海外展開 8  対応力と現場力で目的達成 -George P.Johnson

いまがチャンス!海外展開 8 対応力と現場力で目的達成 -George P.Johnson »

31 8月, 2021

 

対応力と現場力で目的達成 -George P.Johnson (株) George P. Johnson 平澤 彰紀さん

World Future Energy Summit Japanパビリオンなどのサポート実績が多数あります。主催者とのコミュニケーション、現地調査、ブース位置選定、申込・契約の代行、ブースデザイン・施工、現地スタッフの調達、各種輸送手配、各種渡航手配、現地でのプレスカンファレンス、レセプション手配・運営、プロジェクト予算・進行管理を行っています。

海外での商慣習や文化の違いへの理解、そして現地でソリューションを提供出来る「対応力」と「現場力」 をもって、クライアント様が国内出展と同じように負荷を感じず、目的を達成することが出来る出展をサポートします。弊社の「対応力」と「現場力」とは緻密な出展準備と、現地での予期せぬ事態に対する柔軟性です。何かと海外では予期せぬ事態が起こり得るので、それらを想定した準備と現地での対応を重視しています。

 

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いまがチャンス!海外展開 7  日本唯一の CES公認代理店 クリエイティヴ・ヴィジョン 米国出展支援

いまがチャンス!海外展開 7 日本唯一の CES公認代理店 クリエイティヴ・ヴィジョン 米国出展支援 »

31 8月, 2021

 

日本唯一の CES公認代理店 クリエイティヴ・ヴィジョン 米国出展支援 ㈱クリエイティヴ・ヴィジョン 吉野 昌秀さん

米 国 開 催 の 展 示 会(CES を 中 心 に、SXSW, AACC, NAB Show, Anime Expo,Licensing Expo, SEMA Show, IBS,SpaceSymposium など)で日本企業の海外出展の様々な問題を解決するサービスを行っています。

CES 史上初めて CES 主催団体から公認を受けた日本唯一の代理店として、場所取りから出展申請、施工、運営と、あらゆる面のサポートを提供。また CES で「JAPAN TECH」という「日本パビリオン第一号」の企画運営をさせていただいています。

アメリカの施工に対応するため、現地提携工務店との協業体制構築。先払いのアメリカの商習慣と、日本の商習慣の中継ぎ役。日本の展示会と同じ感覚で出展する失敗例の共有。「日本人が考える完璧な英訳」から英語圏来場者に伝わる添削指導も行っています。

 

また渡航規制対策として、在米スタッフによる米国展示会への代理出展・来場者対応。オンライン通信システム・ガジェットを利用した遠隔操作ロボットの導入・国境を超えた商談システム。会場内 WiFi の代理申請を弊社独自のルートを通すことによる、安定した 回線環境の確保も対応しています。

 

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いまがチャンス!海外展開 6  調査と情報設計で最適な戦略を ー 中国企業と提携 ー 博展

いまがチャンス!海外展開 6 調査と情報設計で最適な戦略を ー 中国企業と提携 ー 博展 »

31 8月, 2021

 

調査と情報設計で最適な戦略を ー 中国企業と提携 ー 博展 ㈱博展 中島 健希さん 阿南 健太さん

当社は、中国市場に特化した広告会社beauty worksと中国におけるイベント/展示会事業と広告施策全般の協業を基軸とした業務提携を2021 年 6 月1日に締結しました。

中国市場の展示会・オフラインイベントに、渡航制限中でも企画から現場対応まで可能な体制となり、中国市場における広告・Web・SNS の企画・制作・運用なども可能になります。

中国人インサイトをとらえた数多くのプロモーション実績とパートナー企業を持つ中国市場に特化した同社とのパートナーシップで、日本企業の中国でのブランドコミュニケーションをサポートいたします。

すでに日本の大手化粧品メーカーの中国での大規模プロモーションのプランニングを任されています。中国におけるブランドイメージ調査や購買意欲醸成のための緻密な戦略・情報設計からプランを策定。中国女性が求める科学的根拠に基づく効果効能の訴求を打ち出すこと、影響力をもつ KOL(Key OpinionLeader:専門性を持ったインフルエンサー)やメディアを集めたクローズドパーティ、一般参加イベントなどオンラインとオフラインを融合したプロモーションを展開しています。

 

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いまがチャンス!海外展開 5  開催地に応じた対応とデザイン EXPO International

いまがチャンス!海外展開 5 開催地に応じた対応とデザイン EXPO International »

31 8月, 2021

 

いまがチャンス!海外展開 5  – 開催地に応じた対応とデザイン EXPO International ㈱エキスポインターナショナル  岩本圭祐さん

ASEAN Sustainable Energy Week、Cafe Show Seoul、CES、CPhI Worldwide、EMO Hannover、EISENWARENMESSEなどの海外イベントに参加する企業をトータルにサポートしています。

展示会開催地に応じた対応と、その地域に適した情報の訴求方法の選択が重要だと考えます。ルール・施工の進め方が異なり、それぞれのケースに準じての計画が必要なため、現地パートナーとのコミュニケーションはとくに綿密にとるようにしています。

出展コンセプト立案からブースデザイン、設計図面作成・構造計算・施工承認取得、ブース装飾、施工・撤去まで、ブース内のグラフィックデザインと製作、大型機械を含む展示品の輸出入・搬入・設置、集客イベントの提案から実施・運営管理、ノベルティの提案・製作、配布資料のデザイン・製作、会期中の運営計画・人材確保・運営管理、出展スタッフ用送迎車両手配など、出展企業が安心できるサポートを常に心がけています。

また、コロナ禍以降、リモートでのサポート依頼も増えています。出展製品・サービスの説明や商談を担当者が現地にいなくても可能にする方法、そのための設備の手配も含めて、施工に止まらず運営全般に関するものも多くなっており、その対応にも力を入れています。

 

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いまがチャンス!海外展開 4  言語だけでなくリモート出展に対応する人材を  – バイリンガル人材派遣  トライフル

いまがチャンス!海外展開 4 言語だけでなくリモート出展に対応する人材を – バイリンガル人材派遣 トライフル »

31 8月, 2021

 

言語だけでなくリモート出展に対応する人材を – バイリンガル人材派遣 株式会社トライフル  代表取締役 久野華子さん

CES、モバイルワールドコングレス、METALEX, ASIA POWER WEEK, INNOTRANS, ITS World Congress, Hiper Japanをはじめ、数多くの海外イベントや展示会に、出張同行通訳やバイリンガル人材を派遣しています。

38 か国で、弊社が直接契約している日本語を話せる現地スタッフを派遣可能です。現在は海外渡航ができないため、リモート出展のご相談や、現地でのアンケート調査、海外現地調査などのサービスが主体となっています。

ハイブリッド展示会やリモート出展の際には、タブレットを設置しただけでは来場者が集まらないので、現地で誘引や商品説明を行うスタッフの派遣、また現地での商品やビデオ会議システムのセッティングも行なっています。

最近では、オンライン会議での通訳、バイリンガル司会者といった新しい需要も増えています。

注意しなければならない点は、日本と商習慣が違い、宗教などお互いの文化的差異を尊重しながらイベントがスムーズに行われるように調整をしています。特にイスラム圏でのヒジャブや礼拝などは注意が必要です。

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いまがチャンス!海外展開 3  変化の大きいところへ行こう ービッグビートの「JRIT ICHI(市)」ー

いまがチャンス!海外展開 3 変化の大きいところへ行こう ービッグビートの「JRIT ICHI(市)」ー »

31 8月, 2021

 

変化の大きいところへ行こう ービッグビートの「JRIT ICHI(市)」ー 株式会社ビッグビート 代表取締役 濱口豊さん

株式会社ビッグビートでは、2021 年6月に、オンライン上でのマーケットプレイス「JRITICHI(市)」をオープンした。タイを皮切りにASEAN 市場で、日本の ITソリューションのBtoB ユーザー獲得を目指す場だ。代表取締役の濱口豊さんに、日本の BtoB 企業の課題感や展望についてお話をうかがった。

日本企業3つの弱点に寄り添う

代表取締役の濱口豊さん自ら「『JRIT ICHI(市)』はチャレンジングな取組み」と明かす理由は、タイ国内で日本企業は製造業で認知はあっても、IT ソリューションの認知度は極めて低い現状があり、長い道のりになる覚悟があるからだ。厳しくとも挑むのはなぜなのか。

ビッグビートは、BtoB 企業のマーケティングコミュニケーション支援を行う広告会社で、1995 年に設立して 26 年になる。「一番変化の大きいところへ行け」という広告営業の原則が、ビジネスの信条にあると語る濱口さんは、多くの外資系企業との付き合いから見えてきた日本企業の弱点を「マーケティング、デジタル、グローバル」の3つだとして、創業の1995 年当時、特に変化の大きかった BtoB 向けIT企業のマーケティングに取り組んできた。

デジタル化ではイベント運営にも導入し、来場者管理・出展者管理システムを自社開発で早くから提供しており、昨年のコロナ禍でリアルの場が失われると、法人向けオンラインイベントプラットフォーム「KODOU」のリリースもスピーディに展開した。

グローバル化は、最後に取り組んだ課題だ。欧米、アジアで海外展示会の出展サポートの実績もあるが、エリアをASEAN 市場に定め、オンライン・マーケット・プレイスという市場の主催側に立つ。2018 年に、タイに現地法人を設立して本格的に展開している。

タイ・ASEAN の理由

現在、日本企業でタイに進出しているIT 企業がどれだけいるかというと、約 200 社だとう。そのほとんどが、日本の現地法人向けだ。一方、マーケットプレイス「JRIT ICHI(市)」で目指すのは、IT 化・DX 化を推進するASEAN 現地企業を対象とする。

タイでは 2017 年に国家プロジェクト「タイランド 4.0」でデジタル経済化を推し進めようと予算を投下し、ドイツ・ハノーバーの BtoBの IT 展 示 会 を 誘 致し「CEBIT ASEANThailand」を 2018 年から開催、このコロナ禍で多くの企業でデジタルシフトが進む。市場の拡大を見据えて、特に欧米のグローバルIT 企業、ASEAN 発のスタートアップ企業、なかでもSaaS 系ベンダーの参入は顕著だ。日本企業の存在は Bigbeat Bangkok Co.,Ltdの代表によれば「日本文化に対する関心は高いが、ことIT ソリューションに対しては驚くほど無関心で、知られていない」のが現状だが、逆に言えば伸び代があるとも言える。

「タイを中心に、2025 年までに世界の5大デジタルテクノロジー市場のひとつになると見られるASEAN への進出を見据えています」と濱口さんは、変化の潮流は日本 IT 企業にとって、好機と捉えている。

BtoB のマーケティングには、3つの段階があり、「JRIT ICHI(市)」では、それぞれの段階でアプローチができる機能を備えるのがポイントとなる。リサーチして顧客を決める機能、決めた顧客に対して認知される機能、そしてリードを獲得する機能だ(下図「JRITICHI(市)全体スキーム」)。

「90 年代からこれまで、我々の世代は変化に富んだ良いビジネス環境下で仕事をさせてもらった。一方で、これからの若い世代は内需ばかりでは変化は少ないのではないか。そんな危機感から、BtoB の IT 企業にとって変化の大きい場に新しいステージをつくっていくことが、次世代への社会貢献の一つと考えています」(濱口さん)

 

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いまがチャンス!海外展開 2  ―ジェトロのオンライン展示会プロジェクト「Japan Linkage」―越境ECプロジェクト大幅拡充

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31 8月, 2021

 

ジェトロのオンライン展示会プロジェクト「Japan Linkage」 ―越境ECプロジェクト大幅拡充 日本貿易振興機構(ジェトロ)

2018 年からデジタルエコノミーへの対応を進めており、昨年のコロナ禍でのデジタルシフトでさらに海外展開支援を加速している日本貿易振興機構(以下ジェトロ)では、昨年度新たに通年型オンライン展示会への出展プロジェクトを開始した。デジタル・スキームを強化し、中堅・中小の海外ビジネスを後押しするデジタルマーケティング部プラットフォームビジネス課長下笠哲太郎さん、課長代理の栗原環さんに、現状を伺った。

977 社の出展を支援

「通年型オンライン展示会への出展プロジェクト『Japan Linkage』は、昨年度新たに取り組み、各地域・分野トップ8サイトに、977 社の出展を支援しています」(デジタルマーケティング部プラットフォームビジネス課長下笠哲太郎さん)

977 社という数字は、これまでのリアル展示会への出展支援と比べても、ほぼ同数で推移しているという。

今年度は、世界最大級の B2B トレーディングプラットホーム Alibaba.com はじめ、香港貿易発展局が運営する Hktdc.com Sourcing、 グ ロ ー バ ル メ デ ィ アInformaMarkets の 運 営 す る Saladplate、フランス発の専門 6 分野に特化した BtoB マーケットプレイス VirtualExpo、 韓国のEC プラットフォーム Ecplaza、EC21、米国アパレル専門 BtoB プラットフォームJOOR、インド発 BtoB オンライン展示会Tradeindia の8つのサイト(一部を除き募集締切済)で出展は継続中だ。

デジタルスクール実施も

「当初は『オンライン会議システムに不慣れ』という企業も多く、オンラインビジネススキルの不足が課題でした」と栗原環さん(同課長代理)は話す。そのためジェトロでは「デジタルスクール」を実施し、デジタル技術の活用法やツールの紹介を通じてスキル向上も支援する。

具体的に「Japan Linkage」プロジェクトでのマッチング成功事例をみると、Alibaba.com に出展した株式会社アトラス(福島県)では、果物・野菜皮むき機の動画を掲載し動きを訴求した事例や、Virtual EXPO に出展したサクラテック株式会社(神奈川県)では、医療分野のバイタルセンサーを出品し動画や企業ページコンテンツの工夫でスイス医療機関との成約に至った事例など、分野にもよるが動画などを駆使したといった報告もあり、栗原さんは「分野や特性によって成功要因は異なる。機能の使いこなしや検索キーワード設定が重要など、成功体験を共有する機会なども設けていく」とする。

今後の取組みについて、下笠さんは「現状では通年型オンライン展示会への出展が主流となる一方で、いずれリアル展示会とのハイブリッド化が進むでしょう。その時にいかに効果的にオンラインを使っていくか。リアルで短期に商談し、オンラインで長期に繋がっていく、組み合わせていただくことが成果につながるには重要になってくると思います」と語る。

リアルでの展示会に出展した後、サンプルを送付したきりでビジネス継続が難しいケースも多々あるという。オンラインが加わり、いかに最新の情報を出し、繋がり続けることができるか、これからの海外出展のカタチもハイブリッド型での対応が求められる。

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