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日経メッセ来場者数報告、Japan Shop出展社レポート 

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7 3月, 2022

日経メッセ来場者数報告、Japan Shop出展社レポート

次世代の店舗や街づくりに関する製品・技術の総合展示会「日経メッセ 街づくり・店づくり総合展」が3月1日から4日までの4日間、東京ビッグサイトで開催された。フランチャイズ・ショーは、3月2日からの3日間。オンライン開催は3月11日まで実施される。

同展は「JAPAN SHOP」「建築・建材展」「リテールテック JAPAN」「SECURITY SHOW」の 4 展示会 と特別展示で構成。流通DX、空間デザイン、抗ウイルス建材、セキュリティ、フランチャイズなの分野から、リアル展とオンライン展合わせて818 社・団体、2204小間の開催規模となった。2021年のリアル624社1639小間+オンライン103社から大きく増加した。

小売・流通・建築・デザイン・情報・通信・飲食店関係などを中心に東京ビッグサイトのリアル会場には4日間で、JAPAN SHOP 2022と建築・建材展 2022に4万676人、リテールテックJAPAN 2022とSECURITY SHOW 2022に5万29人、フランチャイズ・ショー(3日間)17,831人が来場した。Onlineには2月15日、21日、28日と3月1日から3日までの6日間で17万9231人来場、ログインID数は4万8612となった。

日経メッセ会場から生配信



Japan Shop 出展社レポート

日経メッセの中でも、イベントの演出と空間づくりにも応用できるソリューションが多いJapan Shopの様子をレポート。

最新の空間デザイン・ディスプレー、インテリア製品、素材、店舗什器・設備、空間演出機器・システムなど魅 的な空間づくりのための効果的な製品・ソリューションが一堂に集まった。

今年はサステナビリティやグリーンといった近年の傾向とともに、感染症対策に資するソリューションも多く出展された。また売り場の模様替えに対応するファブリック印刷も多くみられた。

ボックス・ワン

コストパフォーマンスを重視した店舗用レンタル什器「ちょこっとショップselect」のラインナップを展示した。ポップアップストアに適した流通業の新たな出店形態として注目を集めるポップアップストアに適したサービスとしてレンタルサービス。間口900mm高さ2100㎜でシャツが2段かけられるユニットが1週間15000円からなど、さまざまなユニット組合せができる。店舗だけでなく展示会などのイベントにも活用できそうだ。

またパステルカラーがかわいい簡易式テレワークブース「ちょこっとオフィス」も出展。間口1380mmx奥行1380mmx高さ1800mmのアルミフレームと防災ベニヤパネルとコンセント付きの天板などで構成され、販売価格は18万円から。白以外のパネルカラーは1万円のオプションとなっている。

ボックス・ワンは日経メッセの基礎装飾も手がける空間装飾・施工会社で、その展示ブースそのものが、出展企業向けのプロモーションにもなっているしかけだ。

(取材協力 株式会社ボックス・ワン 営業部ディレクター 橋本超さん)

オクタノルムジャパン

展示会の基礎装飾といえば”オクタ”と言われる8角形のポールと白いパネルは浸透している。四角の柱のマキシマもオクタノルム社の製品だ。

そうした展示会での大きなシェアをたもちつつ、新たな市場である商業施設で需要が高まっているのテンションファブリックフレームだ。内照式の空間演出が可能で、高精細の写真・デザインを店舗空間に創出できる。ファブリックだけ取り換えるだけでまったくデザインの異なる売り場に模様替えができるので、季節ごとの売り場の入替えや店舗イベント、ポップアップショップに威力を発揮しそうだ。角をまるめるアールのついたフレームも利用でき、表現の幅がひろがる。

(取材協力・株式会社オクタノルムジャパン 代表取締役 瀬戸健之介さん)

シーマ

映像演出を手がけるシーマが出展。商業施設などで人気のフロアLEDは2t/m2の耐荷重をもつ。またセンサーを内蔵し人の動きに反応するインタラクティブなソリューションにも活用できる。展示ではフロアLEDに上り足を動かすたびに、池の映像の上に水紋が発生する演出を行った。プロジェクションマッピングと異なり影ができないので、臨場感のある演出が可能。また中央部のLEDパネルの展示は接合部分がどれくらい目立たないかを実演。また左側にL字型に組んだLEDパネルは、立体感のある演出を可能にするもの。また、ハイブリッドイベントに適している構成で、グリーンバックの課題である、会場にいる人に背景はみえない、高い切り取りの精度には調整が必要といった点を解決する。

(取材協力・株式会社シーマ 管理広報本部 プロジェクト推進室 山田海詩さん)

花とみどり社

植物がつくりだす華やかな雰囲気、緑が私たちに与えてくれる穏やかな気持ちにしてくる。 ホテルのエントランスや商建築、イベント会場などの人工的な空間のなかに自然がもたらしてくれるものは大きい。

人が集まる限られたスペースで自然の魅力を大きく感じられるのが、植物を垂直に高く装飾するバーティカル・ガーデンだ。段ボールを圧縮したボイド管に多くの(写真では20種類ほど)造花をからめて垂直に施工する。オーダーメイドで、春らしく、南国風に、クリスマス仕様でといったデザイン、あるいは会社のコーポレートカラーをメインにといった要望に応えられる。花とみどり社では、先日のホテルレストランショーでもバーティカル・ガーデンを展示するように、注目度は高まっている。

(取材協力・株式会社花とみらい社 永野寿樹さん)

アズシス

狭い室内でプロジェクターを使って映像空間をつくりだす「お部屋マッパー」と展示。独自開発した曲面の特殊ミラーとソフトウェアの映像補正で、部屋全体にプロジェクションマッピングを投影し、臨場感が高く立体的に感じる映像空間となる。画像補正の設定については空間サイズを入力したり各パラメータを動かすことで、簡単に調整できる。

(取材協力・アズシス株式会社 経営企画室室長 中西正人さん)

ユニティ

照明機器のメーカー兼代理店として、製造・販売・照明設計を手がけるユニティが、照明のレンタルも開始した。主なターゲットはアパレルショップ、ポップアップショップなどの短期的な店舗への導入を進める。最短1日からのレンタルが可能なので、展示会などのイベントにも対応する。照明は光っていればOKという人ではなく、最適な演出、設計を求める空間づくりには有効だ。レンタルによってコスト低減や、スクラップビルドから脱却、照明をシェアする発想が企業のSDGsをサポートする。

IDM- interior design meeting

インテリア関連団体が集まる「IDM(Interior Design Meeting)」のブース。インテリア領域に関わる主要な職能団体を主体に、関連協力団体が、緩やかな連携の下に集い、相互理解と信頼を深める中で、インテリアの重要性を共有し、それを社会に発信し、プロフェッショナルとして社会的役割を果たし、併せてインテリア界の活性化・発展を目指す組織体。今回は日本全国から24社が参加。24社には和紙(甲州和紙)や加賀友禅(石川)などの伝統工芸品もあれば、ワイヤーシステムや粉体塗装などの「技術」や、アパレル系の素材といった異分野の素材も出展しており、先行きを考え、インテリアの分野での可能性を追求する出展も見られる。

展示手法は2種類。素材を展示台に乗せてデザイナーと会話することを目的とする「展示台出展」では「コミュニケーション型展示台」により、来場者とのコミュニケーションを図る。決められた空間を演出する「空間出展」では、企業とデザイナーが組んで出展することが条件。各社の素材をデザイナーが空間に活用し、新たな可能性を模索する。

展示台は120cm角の「正方形」。出展社と来場者のコミュニケーションを重視したもので、「複数人がいつの間にか商品を囲んで円になって話している」という図を創り出す展示台としている。ブース全体には、来場者が「滞留する」仕掛けを複数準備。ブース内が常に賑わっている状況となるよう意図的にデザインしている。

今回のブースのテーマは「みる」。様々な出展物は、見方によって様々な解釈が考えられます。「みる」「みきわめる」「みさだめる」など。

竹村さんのインタビュー

(16:28ごろから)

ブース全体の設計デザインはスーパーペンギンの竹村氏がてがけた。一見関係のない素材でも、新たにインテリア空間で違う使い方ができるのではないか、従来の固定観念を外して、新しい発見をしてもらいたい、そうすれば、日本のインテリア空間、商空間に新しい何かが生まれるのではないだろうか、という考えがベースになっている。

東京ビッグサイトのようす

リアル空間の価値 世界観と セレンディピティ (6)

リアル空間の価値 世界観と セレンディピティ (6) »

25 7月, 2021

 

リアル空間の価値 世界観と セレンディピティ

オンラインのコミュニケーションにも慣れたいま、リアルな感覚や人から人に伝わる熱量、一体感といったココロの動きに、わたしたちはより敏感になった。それは詰まるところ、オンラインの利便性以上に求めるものがリアルにはあり、リアルが果たすべき役割を因数分解して再設計し直す機会ということなのだと思う。

商品とアートが融合 サクラインターナショナル㈱ 山﨑 貴予さん STANCE SHOP 店舗

『靴下・T シャツ・マスク』などを扱う自由で多様な個性を持ったブランドに合わせて、アメリカ西海岸をイメージ。ブランドカラーのブルーが映えるようなカラー展開と、照明や植栽、演出ディスプレイで、暖かいビーチのリラックスした雰囲気を演出。コンセプトは商品とアートが融合したギャラリー。

店舗接客に加え、LIVE 配信や販売スタッフが直接タブレットなどを用いてオンライン接客を行う際にも商品が映えるような細部にもこだわった店舗設計を行った。ブランドの世界観と魅力的な商品にさらに付加価値をつけ、お客様と商品の素敵な出会いの場をリアルだけでなくオンラインも意識した空間演出を施した

 

サクラインターナショナルのWebサイト

特集「リアル空間の価値 世界観とセレンディピティ」の他の記事を読む 1 その空間で過ごす時間のココロ価値を上げる」  4Hearts 大髙啓二さん 「空間デザイン思考とオブジェ思考」SUPER PENGUIN  竹村 尚久さん  3「こころの動きをデザインする共感のしかけ」タケナカ長崎 英樹さん 4「「空間づくり」×「化学」が生む新しいリアル体験の価値」三井化学x丹青社 5自信をもって立てる舞台」アディスミューズ 小澤 克幸さん 6商品とアートが融合」サクラインターナショナル 山﨑 貴予さん 7設定を読込み上手に嘘を」ジャパンレントオール 新妻 新伍さん 8「来場者視点を分析」George P. Johnson 八幡 佑希さん 9「試飲と展示が一体に」ボックス・ワン 伊藤賢治さん

 

 

リアル空間の価値 世界観と セレンディピティ (7)

リアル空間の価値 世界観と セレンディピティ (7) »

25 7月, 2021

 

リアル空間の価値 世界観と セレンディピティ

オンラインのコミュニケーションにも慣れたいま、リアルな感覚や人から人に伝わる熱量、一体感といったココロの動きに、わたしたちはより敏感になった。それは詰まるところ、オンラインの利便性以上に求めるものがリアルにはあり、リアルが果たすべき役割を因数分解して再設計し直す機会ということなのだと思う。

設定を読込み上手に嘘を ジャパンレントオール㈱ 新妻 新伍さん スタンドマイヒーローズ 展示ブース Anime Japan2019

スマホゲーム「スタンドマイヒーローズ」のブースには物販カウンターのほかに、ガレージとバーカウンターが設えられた。ストーリーには出てこない、設定上にだけある場所が、イベントで具現化され、限定のグッズや衣装、イラストなど、ファンは特別な体験を満喫する。

設定図もないバーカウンターをつくりあげるため、ストーリーや設定を頭に叩き込む。アイデアやひらめきより、作品とファン心理の理解こそが説得力を生む。推しメンがファンにとって最も大切なもの。その視点が集まる関連グッズや周辺の小物は質感の高い本物でまとめ、それ以外はグラフィックにする。メリハリをつけ、予算内で最大限の特別感を演出した。

ジャパンレントオールのWebサイト

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リアル空間の価値 世界観と セレンディピティ (8)

リアル空間の価値 世界観と セレンディピティ (8) »

25 7月, 2021

 

リアル空間の価値 世界観と セレンディピティ

オンラインのコミュニケーションにも慣れたいま、リアルな感覚や人から人に伝わる熱量、一体感といったココロの動きに、わたしたちはより敏感になった。それは詰まるところ、オンラインの利便性以上に求めるものがリアルにはあり、リアルが果たすべき役割を因数分解して再設計し直す機会ということなのだと思う。

来場者視点を分析 ㈱George P. Johnson 八幡 佑希さん 日産ギャラリー イルミネーション

KOSEI KOMATSU氏プロデュースによるアート作品は、回転することで昼は外光を、夜は照明光を反射し一日中鑑賞を楽しめる。訪れた人のみが体験できる特別感の演出として、特定のスポットから作品をみると、クリスマスを象徴する形状が見える仕掛け。クライアントが研究開発する技術から、「I2V SPOT」と名付けた。足を止めてもらうため立ち位置のマークを設置し体験を促した。

 物理的な行動と気持ちの変化の双方の体験デザインを重視。来訪者の視点を想像しながら、CG でシミュレーション。楽しい気持ちになれた、驚きや発見があったなど、気持ちの変化が生まれる空間づくりを目指した。

George P. JohnsonのWebサイト

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特集 クライアントと創る空間デザイン

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2 3月, 2019

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