海外企業や団体の訪日報奨旅行やインセンティブ・イベントを手がける株式会社イベントサービスが電音エンジニアリングの傘下に入った。昨年暮れから進めてきた交渉が妥結したもの。
1981年イベントサービスを創業した森本福夫氏は、同社の全株式を電音エンジニアリングに売却、代表取締役社長から会長となった。新社長には電音エンジニアリングの立木淳一氏が就任。イベントサービスが使用している倉庫、事務所、ショールームの全ては森本氏の個人所有のまま、同社へ貸し出しする。
森本氏は”ラッキーさん”の愛称で日本のMICE業界を牽引。近年はインセンティブ関係者の集まる国際団体SITEの日本支部の立ち上げ活動にも注力している。
電音エンジニアリングは、株主総会や周年記念式典など、主にホテルでのビジネスイベントの企画・運営や映像制作を手がけている。
2社が連携することで、イベントサービスの映像・音響・照明の機器や技術を強化するとともに、電音エンジニアリングのネットワークを活かして国内顧客の開発を進めていく。電音エンジニアリングはインバウンドビジネスにも進出する。
田中力 MICE 研究所 代表 展示会 イベントの集客は、来場者数、来場者の質、滞留時間という「集客3D理論」を展開。