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樋口陽子

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樋口陽子  月刊イベントマーケティング 編集長 MICE 研究所「イベントは体験提供の場」として、イベント現場で体当たり取材を行っている

【イベントレポート】日本が持続可能なイベントの開催地であることを世界中に知ってもらうには? »

イベントテクノロジーの進む道は  #2 ブレイブソフト / 乃村工藝社・日立製作所
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展示会アプリはマーケティングツールへ ブレイブソフト 「Appvisor event(アップバイザーイベント)」

契約数1,000万人を超えるNTTドコモのオフィシャルアプリや、「ARエヴァンゲリオンアプリ」など、話題のスマートフォン向けアプリの開発を数多く手がけるブレイブソフトが、イベントや展示会に特化したO2Oアプリ作成・ASPサービス「Appvisor event(アップバイザーイベント)」を独自開発した。

イベントアプリを最短5日で制作でき、[お知らせ]や[イベント概要]、[アクセスマップ]、[場内マップ]、[タイムテーブル]、[事前登録]といった機能がパッケージングされており、B級グルメやフリーマーケットなどBtoCイベントだけでなく、BtoBの医療学会やビジネス展示会でも多く採用されている。 「現在は、IT系やアパレルなどの業種から問合せが多いですね。2014年ごろからご相談件数は徐々にふえています。イベントアプリは海外で流行ってきていますので、日本でもこれからニーズが高まると思います」と、ブレイブソフト執行役員/統括部長の貝沼翔さんはイベントアプリの動向をこう話す。

今年の実例をみると、「SCAJ ワールドスペシャルティコーヒーカンファレンスアンド エキシビション 2015」や「第42回 国際福祉機器展 H.C.R.2015」などの産業展示会、また「Adobe Digital Marketing Symposium 2015」といった企業イベントでの採用も多い。 「シンポジウムは、海外からの参加者も多く多言語対応機能がよろこばれました」(貝沼さん)

アプリを採用する主催者側のメリットとしては、プッシュ通知が送れることで誘客につながること、来場者にとっては気になる出展企業の情報やセミナー開始時間の直前アラームで見逃しが減ることのほか、オプションの分析機能をつけると、会場に設置したビーコンで滞留時間や回遊導線を知ることもできるなど、スマートフォンならではのコミュニケーションがとれる。

また、アプリ開発会社であるブレイブソフトならではのメリットとしては、アプリの企画力が挙げられる。「会期中の短期だけでなく、長期的な視点でのダウンロード施策を提案できます」と話すのは、導入のサポート役を務める同社マネージャーの熊谷敏宏さんだ。せっかく高いコストをかけてアプリをつくったのに、ダウンロードしてくれるかどうか不安だという相談も多いという。「そんなとき、初年度はデータ収集用と考え、ミニマムプランでスタートし、次年度の戦略の基礎にとおススメしています」(熊谷さん)。パッケージングサービスのため、1からつくるより10分の1のコストからはじめられるのも魅力だ。

もともとAppvisorは、アプリストア内での順位を上げるため、自社用につくったツールで、開発したアプリを分析、解析しながら改善するシリーズものだった。イベント向きの「Appvisor event」制作の背景にも、じつは同社の改善姿勢がある。展示会への出展を経験したことのある同社にとって、課題は出展効果の可視化だったという。

「アプリは集客ツールでもあるんですが、マーケティングツールだとも考えています。展示会って、1年のうちたった3日間。その期間が過ぎれば終わってしまうと考えがちですが、それはもったいないと思うんです。たとえばアプリで出展者情報のほか、イベントを起点として業界情報などの周辺を内包した情報発信をするニュースメディア化も一つの在り方ですし、実際にアプリ内の広告枠ニーズも高い。通年で業界を活性化させるツールになれればと思っています」(貝沼さん)

 

測るだけじゃない、時代は考える空間へ 乃村工藝社/日立製作所 「空間データ・マネジメント・プラットフォーム」

空間内での行動を見える化した「空間データ・マネジメント・プラットフォーム」を2013年に発表した商業内装大手の乃村工藝社と日立製作所。たとえば、展示会のようなイベント開催時には来場者の滞留時間や行動などを「人流密度マップ」や「リアルタイム人流分析」(図)といった可視化に成功した。

これまで盛り上がりのピークを知るには来場者数、興味関心度は地道なアンケート調査や感覚値を頼りに、人力で集計して来た分野だ。 センサー技術とビックデータ分析を活用した「空間データ・マネジメント・プラットフォーム」の登場で、行動や関心をリアルタイムに計測・集積・分析し活用ができるようになった。

共同開発者である乃村工藝社・CC第二事業本部アカウント第二事業部企画開発1部部長の中村久さんは「開発から3年目になったいま、『測る・見える化』から『ソリューション・予測』へと進化しています」と話す。

実証実験の段階は終わり、すでに実用化され、さまざまな場所での活用が進んでいた。 2014年3月、国立科学博物館では、首から下げた名札型センサノードと館内に設置した赤外線ビーコンで、行動を測り、どう動き、どの展示の前で立ち止まったのか、また親子の会話が、どこで活性化したのかといったコミュニケーション度を測ることで、今後の展示更新へと役立ていくことができた。

「ビッグデータで分析すると、空間デザインとしては顔からみるだろうと思っていた展示物が、じつは尻尾からのほうがよくみられていた、といった思わぬ発見があり、『設置するパネルの位置』や『見学ルート』、また『子ども向け・大人向けの解説の作り分け』といった改善点に活かせる可能性がある」と、真鍋順一さん(同社・空間DMP事業準備室室長)はデータを読み解く。

「空間データ・マネジメント・プラットフォーム」がはじめてお披露目されたイベント「Hitachi Innovation Forum2013」でも測定されたデータを反映し、レイアウトを一新。会場内の奥に配置していたメインステージを中央に移動し、四方に集客力を発揮する心臓ポンプのような役割にした結果、周辺ブースでは数多くの体験を提供することに成功したという。

「空間はこれまで一方的に情報発信する場所でした。いまは、来場者・来館者から行動情報を取得し、ニーズにあった情報発信ができる『考える空間』になり、空間価値を最大化できるようになったんです」(中村さん)

<協賛> 株式会社ブレイブソフト Appvisor Event

 

 

オラクル クリス・リンチ 氏 ~日本のマーケティングにイノベーションが起きはじめている

オラクル クリス・リンチ 氏 ~日本のマーケティングにイノベーションが起きはじめている »

日本のマーケティングにイノベーションが起きはじめている

クリス・リンチ 氏 オラクルコーポレーション オラクルマーケティングクラウド プロダクト・マーケティング統括シニアディレクター

 

8月20日、「Modern Marketing Tour 東京」のため、米国サンフランシスコから来日したクリス・リンチさん。「先取りしたいマーケターのビジョン」と題し、オラクルマーケティングクラウドについてのプレゼンを行えることに、ワクワクしているとイベント直前のインタビューで語ってくれた。マーケティング戦略の基盤技術を使って、どのような未来が拓けるのだろうか。

 

――今回の来日のミッションは

クリス オラクルマーケティングクラウドが日本市場でどれくらい成長しているのかを確認しに来ました。また、コンセプトを伝えるのが私の使命です。マーケターの皆さんがオラクルマーケティングクラウドを使うことで、企業価値にどういう貢献ができるのか、「Modern Marketing Tour 東京」でイメージしていただきたいと思っています。

――オラクルマーケティングクラウドのコンセプトとは

クリス 主に4つの効果をもたらします。

第一に、マーケターの皆さんには、いろいろなデータが存在しますが、それをつなげていくことで効果的に消費者の皆さまやお客さまに対してデータを展開していくことができます。たとえば、顧客関係管理(CRM)や、購入履歴に関連するデータ、イベントに関連するデータなど、お客さま一人ひとりの行動パターンに関連するさまざまなデータソースをつなげていくことが目的です。

第二に、いろいろな体験があると思うのですが、そこをコーディネートしていくという役割です。マーケターは、お客さまに対して多様なチャネル、たとえばイベントやメール、オウンドメディア、広告などを用いていると思うのですが、それを一元化されたキャンバス――白紙のような画面、をハブのような形で使用していただき、非常にシンプルな形式で体験の場を創造することができます。

第三に、お客さまのエンゲージメントをさらに醸成していきます。どう行っているのかというと、どんなやり取りがマーケターとお客さまの間で取り交わされているのかというのをよく耳を澄ませて聞いています。あらゆるチャネルにおいて、どのようなやり取りがなされているのかリスニングしているのです。たとえばソーシャルメディアのチャネルではどのような対話が行われているかなど、こうしたものに基づいてコンテンツをつくりあげていくということが目的の一つになります。

第四には、いま世の中にはさまざまなマーケティングに関する技術というものが存在しています。われわれがオラクルとして果たしていきたい役割というのが、オープンプラットフォームを展開することで、イノベーションを実現していただけるようにしていくことです。マーケティングのデータやアプリケーションなどさまざまありますけれど、それをオラクルマーケティングクラウドという環境のもとでマーケターの皆さんにお使いいただけるように提供していきます。

――MA の存在によって、イベントの成果の見える化が期待されます

クリス オラクルマーケティングクラウドには、独自性があります。オフラインとオンラインのさまざまな行動をつなげていくというところです。BtoB ビジネスのお客さまにとって、オンラインの事象は重要なデータだと思いますが、オラクルマーケティングクラウドのなかで MA をデザインすることでオフラインのデータを取り込んでいき、後々オンラインにつなげて市場をつくっていくことに活用できるのが魅力になっていくと思います。(詳細は本紙 02 号 6p「イベントと販促をつなぐ MA」参照)

――「Modern Marketing Tour 東京」は、オラクルマーケティングクラウドローンチ後の2回目のイベント開催になるわけですが、イベントというチャネルの重要性をどのように捉えていらっしゃいますか

クリス イベントは、その市場、あるいはその市場にいらっしゃるお客さまと対話ができる機会と思っています。今回、「Modern Marketing Tour 東京」を通じて日本の市場との対話にワクワクしている理由の一つには、日本のマーケティング市場にイノベーションが起きはじめていることです。その基盤となるような技術を提供させていただくことで、イノベーションをもっと進化させていけるのではないかと想像すると、とてもうれしく思います。ただ、われわれが提供できるのは、あくまでも基盤の部分です。各マーケターの皆さんがご自身の能力を加えていただくことで各社におけるマーケティングというものが重要な戦略として機能していくように使っていただけると思っています。

また、イベントでは、私どもからの一方的な情報提供だけでなく、参加者の皆さんからの話を伺うことによって学ぶことがたくさんありますので、楽しみにしています。私のように海外から来ても、市場特有の情報や、要望を自分の耳で吸い上げることがむずかしいのですが、こうしてイベントをすることでわれわれの戦略も固めていけますし、現実的なもの、皆さんの市場に合ったものに落とし込めますから、イベントはそういった意味でもすばらしい機会だと思っています

営業目標を達成するしくみ~マイクロソフト×アタックス

営業目標を達成するしくみ~マイクロソフト×アタックス »

8 月 26 日、日本マイクロソフト品川オフィスで「クラウド時代の営業改革 !! 目標予算を絶対に達成する仕組みの作り方と SFA 徹底活用セミナー」が開催された。

第1部ではアタックス・セールス・アソシエイツの倉田丈寛氏が登壇。組織の営業改革が進まない理由として、構築された戦略が現場で実施されていないことを指摘。組織習慣を変えることが必要とした。同社が推進する予材管理の考え方や手法を解 説し、既存顧客と潜在顧客への行動配分による営業目標達成する方法を語った。

第 2  部では、SFA の導入や予材管理への活用についてシーイーシー土岐直路氏が紹介。第 3 部は日本マイクロソフトの釜池聡太氏がMicrosoft Dynamics CRM Onlineの機能を説明した。

Innovator #2 ロボット+人間=最高のロボてなし フューブライト・コミュニケーションズ

Innovator #2 ロボット+人間=最高のロボてなし フューブライト・コミュニケーションズ »

Innovator #2 ロボット+人間=最高のロボてなし フューブライト・コミュニケーションズ株式会社

居山 俊治 さん   代表取締役社長(写真中央) 吉村 英樹 さん   取締役 (写真左) 近藤 幸一 さん サービス企画部長(写真右)

7月 24 日、インバウンド外国人観光客・国内観光客向けに Pepperを活用した「ロボてなし」をリリースしたフューブライト・コミュニケーションズ。

Pepper アプリ開発をする同社では、もともと医療介護を主軸として脳トレクイズや歌、エクササイズなどレクリエーションアプリのノウハウを蓄積してきた。

「ロボットが家庭に入ってくるという状況は、日本が先行しています。コミュニケーション型の Pepper はサイズ感と愛嬌で介護施設での反応もよく、今後高齢者家庭に余地があるでしょう。それと、いま向いているのが観光です」と居山代表は話す。

Pepper の表現プログラミングを担当する近藤さんは、Pepper の集客力を傍で感じてきたこと、事務所近くの爆買いストリートのようすを間近で感じ、2020 東京オリンピック・パラリンピックに向けニーズのある分野だと、観光大使として「ロボてなし」を開発したと続ける。

「ロボてなし」では、ビーコンと連携することで、国籍などのユーザー情報をスマホ・タブレットから受信し多言語対応(英語、中国語、韓国語、スペイン語、ポルトガル語)ができる。専用アプリから観光案内やクーポンを受け取るだけでなく、個別の質問には、多言語コールセンターへ Pepper が電話接続してくれる。

「ロボットは不眠不休で活動でき、クラウドを活用した情報リソースの活用など能力と可能性がある反面プログラミングされたことしかできません。そして、人間は稼働時間が限られ、同一のサービスを提供するにはある程度の教育時間が必要ですが、臨機応変に対応できるノウハウや気配りがあります」と、ロボットならではの「おもてなし」の提供を追求している。

観光シーンだけなく、集客力を活かして展示会での誘客や声がけ、ユーザーを招いた企業イベントなどですでに稼働中。「『ツーリズムEXPO』では自社ブースで誘客・デモ・接客にと大活躍です」と広報担当の吉村さんは、活用シーンの可能性は広いと話す。

これから地域のコンテンツ開発、伝統芸能とのコラボと意欲的だ。

Pepper があなたの町を紹介する

 

そのイベント、 ゴールに向かってますか? #3ボランティア活用 スキルアップ、モチベーションアップに

そのイベント、 ゴールに向かってますか? #3ボランティア活用 スキルアップ、モチベーションアップに »

ICCEES(第 9 回国際中欧・東欧研究協議会幕張世界大会) 【ボランティア活用】 スキルアップ、モチベーションアップに

50 か国から約 800 人にのぼる参加者のあった ICCEES(第 9 回国際中欧・東欧研究協議会幕張世界大会)。学術会議の会場となった神田外語大学では、学生 27 名が語学ボランティアとして広い構内のガイド役を務めた。一方で学生たちにとってボランティアの経験は、どのような効果を生んだのか。経済波及だけではない、国際イベント開催の効果を探る。

言葉だけでなく 異文化を知る体験に 神田外語大学 学長 酒井邦弥 氏

神田外語大学では、通訳ボランティアという学生の社会貢献をサポートする仕組みがあります。これまでは、スポーツの国際大会でのボランティア参加が中心でしたので、ICCEES という国際会議の場は、ほぼ初めてでした。また、約 800 名の外国人参加者をお迎えしたことも規模的になく、正直なところ、プレッシャーを感じていました。半面、大学のことを一番よく知っている学生たちに、構内のガイド役を担ってもらえたことで、心強くはありました。

開催後、学生に話を聞くと、参加者には国を代表するような研究者が多く、皆さんとの対話に、人間性を感じられる場面もあったようです。これは大きな教育効果だと感じています。学生たちにとっては東欧や中欧といった普段触れ合う機会の少ない方々と、欧米とはまた違った異文化交流もできたと思います。 グローバル人材を育てていくというのが当大学の使命ですが、外国語だけでなく異文化を知る、または異文化を愛する、もっと言えば異質を愛するということです。こういった異質を尊敬する気持ちがなければ、おそらくコミュニケーションはおろか、異文化交流にならないと思っています。

昨年6月には、全国外大連合(神田外語大学、東京外国語大学、名古屋外国語大学、京都外国語大学、関西外国語大学、神戸市外国語大学、長崎外国語大学)をつくり、2020年の東京オリンピック・パラリンピックに向けて取組みをはじめたばかり。今回、幕張新都心の地域一体となった取組みのように、今度は大学間で一丸となって助け合いながら通訳ボランティアを育成する体制を整えています。産学官、地域間の連携を図りながら、これまで以上に多くの国際イベントを学生に体験してもらいたいと思っています。

 

島田莉奈 さん(左) 神田外語大学イベロアメリカ言語学科 1年ブラジル・ポルトガル語専攻 木村涼大 さん(右) 神田外語大学英米語学科  1年

 ―― ICCEES への参加動機は 島田 英語を使ったボランティアをしてみたいと思っていました。ICCEES 参加者の方々を構内で誘導をするという内容だったので、英語でコミュニケーションができると思って参加しました。ブラジル・ポルトガル語専攻ですが、ロシアや東欧にも興味があったということも参加のきっかけです。 木村 神田外語大学の学生がアクセスできるCampus Web というサイトがあるのですが、そこで募集をみて、申し込みました。国際会議にボランティア参加することで、いろいろな国の方々と直接話せるといいなと思ったのが理由です。 ―― ボランティア参加の感想として、成果と感じたこと、課題として残ったこと 島田 もっと積極的に話しかけて、軽い会話であってもできたらよかったと思っています。それから、もっとわかりやすい説明の仕方はなかったのかなと、案内するたびに繰り返し感じました。もっと英語力をあげたいと強く思いました。 最初は緊張していて、「あぁ…」と言葉が出てこなかったり、それに対して参加者の方も “Well,” とお互いに意思の疎通が取れなかったりしたこともありましたが、日に日にリラックスして対応できるようにはなりましたね。 木村 英語を母語としている方と話すこともでき、生の英語を学ぶという体験ができました。何か問題が起こったときなどは、早口になるので聞き取ることが難しかったりして、リスニング力をあげたいと思いました。 普段の授業では、テーマが決まっているのである程度の予測もしやすいのですが、ボランティアのときにはフリーになるので臨機応変な対応が必要でした。今回、厳しいところがあったので、語彙力にも課題が残りました。 ――ボランティア参加のメリットは 木村 実際に普段の授業とは違って、いろいろな国の方や初対面の人とも話すようになるので、スキルアップにつながっていると感じます。 島田 私の場合は、スキルアップもありますが、自分のモチベーションになっている部分が大きいですね。「あぁ、こんな世界があるんだ、もっとがんばらないと」と、自分の力不足を気づかされる場面が多いので。 ――国際会議を運営する、誘致するといったお仕事への興味・関心について変化は 島田 これまでよりも興味が出てきました。機会があればできるだけ参加したいと思っていますし、いろいろな国の方を知ることのできる仕事だと思います。サポートする立場への関心も高まりました。 木村 仕事として魅力的だと思います。国際会議をすることでいろいろな国の人が一堂に集まり、そういった人たちと触れ合うことのできる仕事です。一つの選択肢になると思います。これまで国際会議や学会と聞くと、とても堅いイメージで、素人が入れない世界じゃないかと思っていましたが、体験したことでイメージが変わりました。 ――ボランティア参加を通じて役立ったこと、次へのステップになりそうなこと 木村 実際に海外の方と話せて生の英語を学べたということで、ほかに国際イベントのボランティア参加のチャンスがあればトライしてみようというモチベーションが高まりました。いろんな国の人と話して、触れ合ってという経験はとても楽しかったので、次もぜひ参加したいと思っています。 島田 今回ボランティア参加してみて思ったのは、ICCEES に参加された研究者の皆さんは英語を第一言語でない国の方たちも多かったんですが、第二言語として英語を話すという意味では、私たち日本人と同じだということに気づきました。でも日本人と違って海外の方たちは、アクセントの場所の違いなどがあっても、自信をもって英語を使っているんです。日本人にはジャパニーズイングリッシュを恥ずかしがって話すのを躊躇してしまう人も多いけれど、そういうことは気にするべきじゃない、立派なジャパニーズイングリッシュでいこうじゃないかと気持ちを新たにしました。もちろんイギリス英語やアメリカ英語に近い発音にする努力はしますが、そこを重視せず、とにかく英語を使ってコミュニケーションをできるようになるといいなと思います。 木村 英語専攻でないのに、それだけ英語のことを語られてしまうと負けてしまいそうです(笑)。でもやっぱり、訛りなどは一度気にしてしまうと話せないですね。完全な英語の発音にすることは難しいので、自分で自信をもって話すということが英語でもポルトガル語でも大事なことかと思います。

 

幕張新都心にとっても新しい経験 ちば国際コンベンションビューロー MICE 事業部 MICE 担当課長 高橋真治 氏

ICCEES は、ロシア・東欧・ユーラシア研究者の会議で5年に1回開催されています。ちば国際コンベンションビューローでは、2010 年 8 月に強豪・英国グラスゴーを退け誘致成功に貢献しました。「欧米外で開催される初めての世界大会」としてアジア初、そして日本という “ 多くの西が多くの東に出会う場 ” での初開催は、アジア参加国の増加など学会に新しい風を起こし活性化を図る飛躍の回とされ、開催の意義深さを大会組織委員会の一員として事務局の先生方と共有しながら誘致後も引き続き運営サポートを続けてきました。

神田外語大学の全面協力をいただき、大学校舎というハードだけではなく語学ボランティアというソフトの両面から受け入れ態勢を整えることができ、いわゆる学術会議らしい会議で皆さんを迎えることができました。

幕張新都心にとっても新しい経験で、幕張メッセとの共同開催や周辺の商業施設で利用できるクーポン発行による回遊、市からの巡回無料バス提供など、面での展開が実現し、新しいパッケージングとしての可能性も見いだせました。駅前に多くの外国人がいる風景は、街の景色を変え、コンベンション都市として、住民の方の理解促進にもつながったと感じています。幕張新都心のエリアで産学官が一丸となった取組みは、今後の国際イベント開催に向けて大きな礎となりました。

 

【ICCEES 概要】 第9回 国際中欧・東欧研究協議会  幕張世界大会 The IX World Congress of ICCEES in Makuhari, Japan (ICCEES:イクシーズ)

 

 

開催期間  2015年8月3日(月)〜8日(土) 会場  8月3日(月)   開会式 幕張メッセ 8月4日(火)〜8日(土)   神田外語大学 主催  国際中欧東欧研究協議会  (ICCEES)、日本ロシア・東欧研究  連絡協議会(JCREES)、  日本学術会議

『イベントにおけるステークホルダーエンゲージメント』テーマにワークショップ開催

『イベントにおけるステークホルダーエンゲージメント』テーマにワークショップ開催 »

 

Positive Impact日本事務局は、10月19日、虎ノ門ヒルズフォーラム(東京都港区)で「Positive Impact日本事務局 設立1周年記念セミナー」を開催、『イベントにおけるステークホルダーエンゲージメント』をテーマにワークショップを行う。

セミナーでは、「ステークホルダーエンゲージメント」を、サステナブルなイベントを実行するために最も重要なステップの1つとして捉え、ワークショップを通じてサステナブルなイベントへ取り組むきっかけを提供する。

データ活用で展示会を結果に繋ぐ

データ活用で展示会を結果に繋ぐ »

展示会出展の企画・ブースデザインを手がける博展は同社会議室で9月11日、「デジタルが変える!展示会改革セミナー~データ活用により展示会を結果に繋げる考え方~」を実施した。

第1部はデジタル事業部の岡田洋介氏が出展後のデータマーケティングを推奨。ITの普及により購買プロセスが変わり展示会は出会いの場から、ネット検索による情報収集の後に体験する場へと変わりつつあり、会期前後のマーケティングの重要性を説明した。

第2部はマーケティングチームディレクターの石川舞氏が同社の営業支援サービス「EXPOLINE」の機能を説明。40年にわたり展示会出展支えたノウハウを盛り込み、会期後の売上げに繋げるシステムと支援サービスを紹介した。

Twitterアカウントの投稿分析機能を追加~コムニコマーケティングスイート

Twitterアカウントの投稿分析機能を追加~コムニコマーケティングスイート »

ソーシャルメディアマーケティング事業のコムニコ(東京都本社、林雅之代表取締役社長)はこのほど、同社が開発するソーシャルメディアマーケティング運営支援ツール「コムニコマーケティングスイート」(http://products.comnico.jp/cms/jp/service)にTwitterアカウントの投稿分析機能を追加した。これによりFacebookとTwitterの両SNSでの運用が可能となる。

コムニコマーケティングスイートは、

外国人観光客向けの専用観光情報サイトを開設~高知県観光コンベンション協会

外国人観光客向けの専用観光情報サイトを開設~高知県観光コンベンション協会 »

公益財団法人・高知県観光コンベンション協会は、9月7日、外国人観光客向けの専用観光情報サイト「VISIT KOCHI JAPAN」(http://visitkochijapan.com/)を開設した。

同サイトは英語、中国語(繁体字・簡体字)、韓国語、タイ語の5言語に対応している。各言語圏の人々の嗜好やニーズを反映させながら高知の魅力や観光資源をカテゴリー別に発信。訪れた外国人観光客の利便性向上とさらなる集客増を目指す。